LIFE

play leap-frog to Sep.

300円で食べられるランチも、2,000円のランチもどっちもあっていい、という市場原理としては間違ってないからで、というには、アベノミクスだけじゃなく、人口動態と市場スキーム、要は産業体系の変容の中で、実体経済(家計面)で息苦しさをおぼえる人たち…

Recent Defense

この夏は水面下で進め、考えることばかりで、秋以降、更には来年以降の案件群にもアタッチしていた所為か、現在進行形のアクチュアルな言葉を届けることが出来なかったのは課題として、いつになっても慣れない天災、人災が続くために、マクロ大の地球の環境…

Summer Think,

インドネシアの新しい大統領にジャコ・ウィドド氏が決まった。スハルト独裁政権下からユドヨノ、「民主化」の動きの中での彼の存在が再定義されたというのは興味深くもあるが、個人的に中国離れからタイ、インドネシア、フィリピン、特にインドネシアの人口…

not too late

“ターミナル期”にある人の心理プロセスは、よく一般書でも紹介されている。例えば、末期がんを告知されたら、否認する。自分にそんなことが起きるはずはない。これは病気に関わらず、想像を超える事象が突然、迫ると、受け入れることはまずできない。夢じゃ…

喪失の途中の向こう、

USが作ったこの数年で起きた大きな世界中の大きな事件を纏めたドキュメンタリーを観ていた。震災、紛争、無慈悲な現実に最低限のナレーションがつき、想い出す、とかではない、そのままに歳月は流れて、そのままに在るという証左だけを残した。スマートフォ…

チネ・チッタで仮眠を、

ゲシュタルトという心理学用語のみならず、集団になると、非・論理的になってしまう傾向がある。多数決の理(ことわり)だけではなく、寧ろ、数の論理だけで片付けられない、自分の“ソト”にある全体主義が非・論理的な内在侵食をしてくることが増えた。世界…

Crazy Crazy / 明日 / 放たれるように

星野源の新曲が既にあちこちで流れている。一曲は、ラジオ局で既に馴染みだった「桜の森」、そして、初の両A面たる「Crazy Crazy」は叮嚀までにシックな作りになっていて、過去から取材で“クレイジーキャッツ“の名を挙げていたような、オマージュのようなス…

5月病を抜けて、

ベトナムやタイの件もあったものの、過重で根を詰めざるを得ない事柄に少々、エネルギーを取られている間に、朝起きるのがつらくなった。軽い抑うつ状態のまま、最低限のことに対峙しつつ、這いつくばるように、1日1日をおくることで、5月が過ぎた。生きるこ…

ゴールデン・ウィークは徒然に

雑記的に。周辺で話題になっているのが週刊ダイヤモンドの特集『年収1,000万円の不幸』。週刊 ダイヤモンド 2014年 5/10号 [雑誌]特集1 年収1000万円の不幸/専業主婦/教育費/家計破綻/所得税/プチ富裕層/消費増税/給与所得控除/児童手当/高校無償化/配偶者控…

田舎の生活

”田舎の生活”に焦がれる人は多く、そういったものを推進する動きもある。Uターンのみならず、Iターンも目立ってきた。都会出身者の定住を求めながら、ふるさと納税も促す。反面、限界集落の問題、極端な少子高齢化により、地方自治体によっては財政状況は厳…

breakthrough Guild

日本における高等教育は内部瓦解を起こしていると言われる。過去、エール大学文学部教授だったが、執筆活動に一意専心すべく学界を去ったウィリアム・デレズビッツの論文「エリート教育の弊害」では「大学は知性を磨くためにあるのであって、キャリアを磨く…

春と鶯に誘われる陽だまり

昨年に思えば、ややパラノイアックに桜、花見をしていたのは既性への葬送の擬似作法だったのかもしれず、何かに「拘る」という行為は、その拘った分だけの時間や感情をどこかに売ります。そして、牧歌性とは違った文脈で、自己の再組成を促す―としたら、禍福…

on your incurable romantic world

チバユウスケは08年の詩集『ビート』のあとがきで以下のような旨を記している。チバユウスケ詩集 ビート作者: チバユウスケ,中村水絵出版社/メーカー: フォイル発売日: 2008/11/06メディア: ペーパーバック購入: 7人 クリック: 56回この商品を含むブログ (19…

タモリは、続く

この時期にナイーヴかもしれないが、タモリ≒TVメディアの終焉(周縁)を表象するように、亡き赤塚不二夫の弔辞の際の彼を巡る言葉以上に、昼・タモリが終わる、同時に、タモリを敬う磁場は不気味にさえ思える。確かに、32年もの間、昼の生放送を多少の欠勤は…

作法としての書替作業

「昇りなされ、或いは下りなされ、同じことじゃよ」 (ゲーテ「ファウスト」より)今の世の中でアンビヴァレント(両義的)であることは本当に難しい。アンビヴァレントの意図性は、グラム何円で論文を売る世界のような旧弊墨守な価値観と再接近する可能性が…

眼鏡とカルマ

「眼鏡」そのものに罪はない。しかし、眼鏡という象徴記号に伴う自我やイメージを軽んじては、眼鏡に「掛けられる」。眼鏡そのものを掛けている自分という主体に客体としての眼鏡が境界線を無くすことで、要はそこにはレンズ越しに見えている世界と被・レン…

Can't u hear social voice,

04年のシャーリーン・リー、ジョシュ・バーノフ『グランズウェル―ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』は刊行当時、話題にはなったものの、ソーシャルテクノロジーが機関寄与を護るのではなく、互助でうねりを作っていこうという提題は「無理」があるとい…

isn't Over the night?

暖かくなったり、寒くなったり、シーソーのように変わる。梅の花が咲き始めると、春の馨りが鼻腔をくすぐって、少し自販機でお茶でも買って公園などのベンチに座って空を見上げたくなる。でも、PM2.5の関係かマスク越しに飲むお茶と大気はぼんやりと味が違う…

little by little to pass the baton

過労を抱える人たちの一様の理由は、「上意下達の難しさ」と言う。その人しかできない仕事が増えるほどに、しかも、抽象的に頭脳労働と呼ばれることが増えるほどに、どんどん用役は加算される。ポスト・フォーディズム以降、極端にシステム化された単純労働…

Re think as like Paul Pelliot

僕なりに考えて出した答えの中に 君だって何だって いつまでも紡ぎたいんです最近、悲しい夢ばかり見る。起きて、それが夢で安心したりもするほどに。現実そのものもそれほど美しいことばかりではなく、込み入ったことばかりだけれど、パーカーやコートのポ…

CODE LINE

無精髭でボサボサの髪をコーディネイトしてもらったあと(HAIRCUT 100)、この数日はあれこれあった。そこで、「コード」のことばかり考えてもいた。「スーツを着て真っ当な格好をしている」 「小綺麗な格好をしている」 のが汎的には「正」であるとされてお…

インテリジェンスの多寡

日本ではまだ誤解釈が多いですが、「インテリジェンス」というものがありますが、要は「情報を切り分ける能力」と強引に対象化して良いと思います。 今や、いつかにH・G・ウエルズ『タイムマシン』で描かれていましたような「美麗で知的ながらも脆弱な地上族…

序文:「そういえば、ランチに行こう」

始まりますと、もう始まりますので、これは序文です。連載を受け持たせて戴くようになりまして、初めてのグルメ・エッセイという冠詞ですが、あの、ミシュランはタイヤ・メーカーなのを知っている方もおられるとおり、給油のためのガソリン・スタンドがセル…

異言語習得の作法

新年ということで、新たに何かを始めようという方もおられると思いますので、例えば、異言語勉強の軸たるものを今回は。私もそんなに堪能な訳ではないですし、CNNやBBCのTV番組を観ていていましも、内容は理解るほどのレベルで、TOEICは800くらいなのでそん…

Good-bye 2013,

今年、最後の更新なので、雑記的に軽やかに。あとで、この年が変わり目だったな、ということはわかると思うのですが、今年、2013年もそういう空白期間にして過渡期的な一年だったような気がします。アベノミクスや法改正、または市場変化、国際経済のパワー…

文脈の再接続

この前、たまたまTVのニュース番組を観ていたら、有名なコメディアンがある事件にふれて「努力したら報われる、夢は叶うって教育は良くないと思うんだよね。成功者なんてごくわずかでさ、成功しても色々あるし。」みたいなことで、首肯できるところがあった…

today is always future,

世界の政府総債務残高(対GDP比)ランキング http://ecodb.net/ranking/imf_ggxwdg_ngdp.html瞬雪が舞う京都で、ふと意識が遠のき、気が付けば、病院に居て、呼吸器をあてられていた。過労によるパニックらしい。すぐに治った。ずっとぼんやり夢の中で幸せな季…

成熟化と慣れ

いつも言葉は曖昧で、規制が掛かっている。その規制は内側でリライトされて、外側から覗き込もうとすると蒸発してしまう、そんな儚さもあって、この1年ほどでなにが変わったのか精査していると正直、落ち込んでしまう。なにかしらの仮想敵を作って叩いて潰す…

Snowy Emptiness

過去とは所有者の贅沢だ。過去を整頓しておくには、一軒の家を持つことが必要だが、私は自分の身体しか持たない。 (サルトル『嘔吐」より)ずっと自分を駆り立てていた衝動みたいなのはこの数年、何だったのだろうか、と思う。きっと、申し訳ないという気持…

アルパカが飼えるころには、便りを出すよ

今年の京都音楽博覧会のくるりのセット・リストは穏やかに波打つように、柔らかく胸に響いた。「Remember Me」を真ん中に置きながら、「キャメル」や「ばらの花」などのゆっくりしたテンポのものが選ばれ、定番的な「京都の大学生」や少しファストな曲を敢え…