2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

on your incurable romantic world

チバユウスケは08年の詩集『ビート』のあとがきで以下のような旨を記している。チバユウスケ詩集 ビート作者: チバユウスケ,中村水絵出版社/メーカー: フォイル発売日: 2008/11/06メディア: ペーパーバック購入: 7人 クリック: 56回この商品を含むブログ (19…

タモリは、続く

この時期にナイーヴかもしれないが、タモリ≒TVメディアの終焉(周縁)を表象するように、亡き赤塚不二夫の弔辞の際の彼を巡る言葉以上に、昼・タモリが終わる、同時に、タモリを敬う磁場は不気味にさえ思える。確かに、32年もの間、昼の生放送を多少の欠勤は…

バイーアに行ける日まで

00年代の終わりに有給を二週間用意して、フリーチケットを取って、サンバ・パレードの時期のブラジルに行こうとして、頓挫した経験があります。それは、私は死ぬまでにブラジルに、特にバイーアに行かないと気が済まないという位の想い入れがあるのは、やは…

GREAT3『愛の関係』を巡っての雑考

しっかりしたレビューは媒体にて書こうと思っていますので、あくまでイントロダクション的に。追記:排除しないこだわり ―GREAT3『愛の関係』によせて http://www.musipl.com/articles/article/00003-matsuura-01.htmlとして、UPされております。***哲学…

作法としての書替作業

「昇りなされ、或いは下りなされ、同じことじゃよ」 (ゲーテ「ファウスト」より)今の世の中でアンビヴァレント(両義的)であることは本当に難しい。アンビヴァレントの意図性は、グラム何円で論文を売る世界のような旧弊墨守な価値観と再接近する可能性が…

my private 5 selection of Romania Modern Minimal

ルーマニアの“ダンス・ミュージック”と括るには限界があるのは、地域性とグローカルという流れの中で、メディア的にピックされる北方のバカウから一気に人気を博し、DJ兼サウンド・プロデューサーのRARESHや、もっと汎的には拓けたダンス・ポップの要素を包…

眼鏡とカルマ

「眼鏡」そのものに罪はない。しかし、眼鏡という象徴記号に伴う自我やイメージを軽んじては、眼鏡に「掛けられる」。眼鏡そのものを掛けている自分という主体に客体としての眼鏡が境界線を無くすことで、要はそこにはレンズ越しに見えている世界と被・レン…

Can't u hear social voice,

04年のシャーリーン・リー、ジョシュ・バーノフ『グランズウェル―ソーシャルテクノロジーによる企業戦略』は刊行当時、話題にはなったものの、ソーシャルテクノロジーが機関寄与を護るのではなく、互助でうねりを作っていこうという提題は「無理」があるとい…

isn't Over the night?

暖かくなったり、寒くなったり、シーソーのように変わる。梅の花が咲き始めると、春の馨りが鼻腔をくすぐって、少し自販機でお茶でも買って公園などのベンチに座って空を見上げたくなる。でも、PM2.5の関係かマスク越しに飲むお茶と大気はぼんやりと味が違う…

BATHROOM SKETCHES『(…Across the)Yellow Town, Pink St.』によせて

数え切れない歴史、先達への敬虔に溢れたバンドである。バンド名のBathroom Sketchesにはパステルズからフリッパーズ・ギターなどのインスパイア、そして、ボーカル・ギター・シンセを負う青野氏は音楽ライターとして、自身のバンドに関してもそのインスピレ…