2013-12-12から1日間の記事一覧

くるり「最後のメリークリスマス」によせて

『坩堝の電圧』の「glory days」は本当に、大事に唄われた7分半の曲だった。「ばらの花」と同じ福島県いわき市薄磯海岸で撮られながらも、全く違った光景。くるり自身の轍を刻んだ幾つものオマージュ。その後のライヴでもハイライトを占める重要な意味を占め…

Snowy Emptiness

過去とは所有者の贅沢だ。過去を整頓しておくには、一軒の家を持つことが必要だが、私は自分の身体しか持たない。 (サルトル『嘔吐」より)ずっと自分を駆り立てていた衝動みたいなのはこの数年、何だったのだろうか、と思う。きっと、申し訳ないという気持…