2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Sweet Anger Revue

諸事で草取りをしていますと、てんとう虫を見つけて、しばし手の平で歩く姿を眺めていました。典型的なナナホシ。小さい頃はよく見つけては捕まえて、偽死したり、黄液を出したりするのを観察したものですが、改めてこの赤は警告を示しているのだな、とか、…

monos note

最近、何かと多面でドイツの名を見ることが増えたので、思わぬところで自然と、ライプニッツと「再会」することがあったのだが、当初はといえば、ドイツ政府が2010年に定めた“ハイテク戦略2020”を紐解くことが多くなり、主に製造業の中では「インダストリー4…

vita brevis,ars longa.

純然たるクラシックの棚の隣に呼吸を置かずに現代音楽の棚があり、想い出では00年代半ばを境目に装丁に凝った書籍風のCD、カセット・テープ、限定500などの語句とともに、視覚に訴えかける“雑然性”が自身の知覚を掻き乱した。よく訪れていた大型レコード店は…

Mobility Fixing Structure

サザンのライヴに行ってきました。ライヴ・レポートはまた機会がありましたら、ということで、関係のないことも含めまして徒然と。サザン名義としましては、約10年振りのオリジナル・アルバム『葡萄』のセールスも順調で、古参のファンから新規のリスナーも…

HEART-LEAP

人それぞれには意識、無意識的にしろ、何らかの欠落的な何かがあり、それを埋め合わせる符合として多くの、依存性や意味文脈が援用される。例えば、「お酒を辞める」と気付くが、相変わらず日本は特殊な「飲酒」社会だなということで、適切な量を保つには勿…

DRIVING DELAYED SOUTH

最近、経済以外でもブラジルを含めた「南米」の名を見ることが増えたのを実感する。美術雑誌を捲れば、リオの対岸の街のニテロイの現代美術館のあの印象的なフォルムが入ってくる。ブラジリアン・モダニズムの象徴的存在たるオスカー・ニーマイヤーのそれこ…

throughout crowding out

1)ピケティからソロー・モデル、いわば、新古典派成長モデルに準じて、r、gが世界中で語られている流れは続き、同時に、止むを得なくも、生産体系に「労働」と「資本」の二種が大きな概念のまま、攪拌されてもいる。r(資本収益率)の中身は、過去なら土地や…