2012-01-01から1年間の記事一覧

366日目に、

今年は365日だという気がせず、1日が「永遠」に続くようなこともあり、徹夜がなだれる中で、季節感を忘れそうになってしまうこともありました。それでも、こうして生きられたことを有難く想います。更に、自分の「生」に少しでも背中を押されたと言ってくれ…

after glory days

歯科医の方に実際に聞いたことがありますし、有名な話かもしれませんが、病院の待合室で柔らかく流す音楽で非常に愛好されているのはBILL EVANSの『Waltz For Debby』で、老若男女問わず、もはやクラシックになっているような気がします。いわゆる、ジャズ喫…

耳をうずめて

「死ぬこと」そのものに留保している人達が多いのは、自分達にはまだ「無関係」だと想っているからかもしれません。そして、「何があっても、生きるんだ。」と、闘病か臨死体験、何かの結果で「生」のありがたみを説く人が「死」を近似値で知ったかというと…

2012年にジョン・レノンを

アメリカは「ジョン・レノンが好きな人」が多いです。「想像してごらん、国境もなにもない世界を。」…そして、イギリス人は「ポール派」が(比較的)多いのは私の実体験のみの統計でアテにはならないですが、かたやフロンティア・スピリットに依拠したメルテ…

fault line

私が本格的にNETを始めたときはおおよそ、10年以上前になりますが、その時は、少し「敷居が高い」部分があって、JAVAやフラッシュや高度な個人型HPも「新しい形式」もどんどん出てきていて、個人的に「乗りたくないけれど、乗らないとヤバいだろうな。」とい…

idlenesslaziness for nameless feeling a chill

アメリカ大統領選挙に関しては、反動の反動とも言えるでしょうか、変化よりも不安定な現状を―順当な「再選」という結果を残しましたが、この4年間で深まった課題は持ち越されたのみならず、更に積み上がった気も致します。雇用情勢が改善、上向きに転じたと…

hoping un-freedom

00年代の半ば、兎に角、中国はネクスト・フロンティアだという論説が通っていましたが、私の印象では行くたびにどうにも13億人の大国市場として捉える限界を常に考えることが増えてしまい、BRICsの文言にも距離が出てきていました。初めて都市、例えば、上海…

skirt decline

電車に乗っていたりして、真向かいのミニ・スカートの女の子が座ると気にならない男性の方が少ないかもしれません。ジェンダー、性差という細部を一旦、留保してのあくまでの一般論としまして。教育の過程で、私たちは「ヘテロセクシュアリティ」―“異性愛”と…

rock the joint

ロックの誕生は?と問われると、大概が「1954年7月5日にエルヴィス・プレスリーがサン・スタジオで初レコーディングした時」と云われるケースが多いですが、これはティピカルな白人史観に依拠します。まず、「エルヴィス以前」のR&B(リズム・アンド・ブルーズ…

china-reeling

中国では、1980年前後では国民の8割方が一日辺り、1ドル(8元位でしょうか。)以下の生活をしており、水道はおろか、有名な洗面所は汲み取り式の粗末なもので、北京や上海でさえ、住宅環境はままならず、数億人は屋根さえあればいいような生活をしていました。…

ruido-ist

経済学で言うところの「失われた10年」の延長上、00年代のジェット・ラグで心理的、生活的富裕に錯覚していた日本で、久しぶりに顕れたトリック・スターたる菊地成孔さんになんとなく距離を置き続けた関西学派(もちろん、造語です。)の気骨とはやはり、脱…

vivid chaos

兎に角、逃げないで「認知」してゆくことが結果的に自身を強くします。不安を「不安」として認め、受け入れ、それに対して肩肘を張らないでいるように。例えば、パニック発作というものを持っている方が居るとします。満員電車で急に心臓の動悸が早まり、手…

of thermodynamics

くるりというバンドに「ロックンロール」という曲があります。この曲に関してはどの編成のときにもほぼ、ライヴで演奏され、そのライヴごとで体感するべきと思えるもので、しかも、何らかの追悼のように鳴らされるときもあります。2004年の2月にリリースされ…

trotzdem Ja zum Leben sagen

所謂、早生まれなので、実質、もう34年の月日を重ねます。干支や年齢なんて後次的なもので、朝の占いは要らないと常に想い続けていても、一つ年齢を重ねてゆくたびに死が近づいてゆくのだな、という気がします。「生き延びる」というのはテオドール・アドル…

nobody can't under-stand

「NEKO」をして、「猫」に結び付くのは、「寝(る)子」じゃなく、「犬」や「豚」、「兎」、などとの相関図により、「ネコとしての、記号」は直接「猫」には結び付いてない訳です。簡単に言いますと、「INU」がないと「NEKO」も存前し得ないということ―。徹…

2012 my favorite 10 songs for this blog.

また、これから別次にも書いていくと思いますが、このブログとして、2012年に個人的に魅かれた10曲でも。・Nina Becker & Marcero Callado「Futuro」 ・踊ってばかりの国「シャンソン歌手」 ・The Babies「Get Lost」 ・Mono「Unseen Harbor」 ・Hilary Hahn…

vedi Napoli e poi mori

備忘録でもないですが、ブログという雑記スペースを持っておくのも、との周囲の声や自身の動機もあり、今日から少しずつ始めます。 ここ最近、理由がありまして、テンペストについて調べていました。その際、考えるときにはどうしても一人の人物を考えなくて…