My favorite worldwide 5 MV of the first half year 2014

最近は、MVも凝ったものや、予算をさほど掛けていなくとも、クールなものが増えてきていますし、世界中がRelatedしていますのもあり、繋がってゆく映像にはある種の意味が同時に透けて見えたりしましたが、上半期で個人的に魅かれましたものを5つほど。暗がりの瀬に過剰適応/逃避したものではなく、フラットに。

The Drums「Magic Mountain」
シックに、なおかつ不穏な様相を纏めたさまは曲とともに、併せて聴くと、より立体化します。初期の彼らからしますと、どうにも毀誉褒貶あるでしょうが、ここまで振り切れるのは興味深いです。



Marsh Kids「I Saw The Light」

精緻にはMVではなく、インドネシアのバンドのトッド・ラングレンの佳曲のカバーのライヴ映像です。ただ、忠実なようで少しずれたアレンジメントの妙とソウルフルなボーカルもそうですが、シューティングの粗さが胸にきました。これからの熱量が込められているとも。

Herz Analog「연애상담인듯」
ホンデ・シーンも変容をしてゆく中で、彼らの新作は流石の変化と先を見越した何かが見えもし、胸躍るものがありました。


雨のパレード「ペトリコール」
日本の〈残響Records〉から。曲そのものはポスト・ロック調に、はかない要素因が含まれました耳馴染み深さもありながら、MVは補填するよりも、一作品として美意識が貫かれている“抜けた”ところが良かったです。

Pharrell Williams「HAPPY」
世界的な称賛以外に、この曲がもたらした多幸性の影響は先にも続くと思います。スイート・ソウル・レビューはリユニオンのアウトキャストじゃなくて、彼だったという意味も含めまして。