My Private Best 30 Discs 2013

今年はいつになく多くの、世界中の音楽を聴きながら、なぜか振り返ってみますと、穏やかで凪のような作品群を好んでいたような気がします。移動中や少しの作業の合間に、また、ライヴで触れる音楽にも自然とそういった優美なものを求めていたのは、何だか狂騒たる巷間を傍目に、自身の中での現実と再確認作業としてそれらを捉えていたのかもしれず、また、来年以降は全く変わるでしょうが、何かもう「喪われてしまって、もう戻らない情景」を音楽に求めていた、そんな静観たる想いもあります。

ポスト・クラシカル勢のアーティストがもはやポップに拓けた作品をリリースし、前衛的な意匠を持っていた方々が彩り深い音風景を切り取り、キャリアを重ねてきた方々も着実に、という中での個人的にこのブログ用に選出致しました30枚はどうにも、「戦時中」という色合いになってしまったような、そんな刹那さも包含されます。

言わずもがなの作品もありますものの、
また、追加補足的にそれぞれについては。

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【PRIVATE BEST 30 DISCs 2013】

1,BRANDT BRAUER FRICK『Miami』
2,DANI & DEBORA GURGEL QUARTETO『Um』
3,CUUSHE『Buttefly Case』
4,VAN DYKE PARKS『Super Chief〜Music For The Silver Screen!〜』
5,IRON & WINE『Ghost On Ghost』
6,JUANA MOLINA『Wed 21』
7,JOSEPHINE FOSTER『I’m a Dreamer』
8,VIJAY & MIKE LADD『Holding It Down:The Veteran’s Dreams Project』
9,COLLEEN『The Weighing Of The Heart』
10,高橋徹也『大統領夫人と棺』

11,STAYCOOL『Urban Canyon』
12,KARL HYDE『Edgeland』
13,KAUROUMA『Angele David-Guillou』
14,SONICBRAT『Stranger To My Room』
15,JESSICA PRATT『Jessica Pratt』
16,downy『無題』
17,GRAPEVINE『愚かな者の語ること』
18,OKKERVIL RIVER『The Silver Gymnasium』
19,tomy wealth『Table Manners』
20,児玉桃『鐘の谷〜ラヴェル、武満、メシアン:ピアノ作品集』

21,JAIPUR KAWA BRASS BAND『Dance Of The Cobra
22,MANUEL BIENVIEU『Amanuma』
23,PAUL McCARTNEY『New』
24,THE INTERNET『Feel Good』
25,KANYE WEST『Yeezus』
26,THREADS『Om Unit』
27,MO’SOME TONEBENDERBaseball Bat Tenderness』
28,FRANZ FERDINAND『Right Thoghts,Right Words,Right Action』
29,ULISES CONTI『Atlas』
30,ELVIS COSTELLO & THE ROOTS『Wise Up Ghost』

Holding It Down: the Veterans' Dreams Project

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