my private best discs 30 2014 pt.5
14,TORN HAWK『Let’s Cry and Do Pushups At the Same Time』
泣きながら腕立てしようぜ (Let's Cry And Do Pushups At The Same Time) [未発表ボーナストラック2曲(DLコード)+解説+帯]
- アーティスト: Torn Hawk
- 出版社/メーカー: Mexican Summer / melting bot
- 発売日: 2014/11/13
- メディア: CD
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そういった映像の編集能力の閾内で新たな既定のシーンへの挑発行為の再測位をはかるためか、別名義のトーン・ホークとしてリリースする音作品は80年代的なエレ・ポップであったり、正道のアンビエント・ミュージックだったりもして、今作はNYの〈Mexican Summer〉からのリリース(当レーベルといいますと、今年はQuilt、Weyes Bloodのアルバムも外せませんでした。)の背後にはマニュエル・ゲッチング、クラウス・シュルツェ経由のインナー・アンビエント・ミュージックとしてのトリップ感と、ギターの用い方にはダスティン・ウォングなどの影も見える、良作でした。「Acceptance Speech」〜「Because of M.A.S.K.」の流れのゴシックで壮大な流れも彼らしく。
13,IMED ALIBI『Safer』
- アーティスト: Imed Alibi
- 出版社/メーカー: Irl Recordings UK
- 発売日: 2014/03/11
- メディア: CD
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世界中は広すぎて、わかりあえないことは多いかもしれませんが、こうして届けられる音楽が伝えようとしていることに、以前より鋭敏になれてゆくという意味では、不思議と翻訳し、解釈できる文化への認知力は個々相応に高まっているのかもしれない、と思ったりもします。
12,ヒラセドユウキ『Monochrome』
- アーティスト: ヒラセドユウキ
- 出版社/メーカー: dandanorchestra
- 発売日: 2014/10/08
- メディア: CD
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※参照
ヒラセドユウキ氏取材・記事(musipl)
http://www.musipl.com/articles/interview/itv-00009.html
11,Polock『Rising Up』
- アーティスト: Polock
- 出版社/メーカー: Inpartmaint
- 発売日: 2014/03/27
- メディア: CD
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スペインのこの彼らのファーストも愛聴しましたものの、同じような危惧を持っていましたが、4年ほどの間隔で戻ってきたこのセカンドでは「Fireworks」みたいなブライトフルなキラーチューンはないですが、少しリズムを落としたセクシャルなR&B的な「Everlasting」や軽快なポップ・ソング「Bronze」など着実な変化はしつつも、個人的には流麗でメロディアスなシティ・ポップ「Freak City」にやはり魅かれるものがありました。